リズム・ムービング🄬は、「音」と「動き」を一体不可分とした考えを基盤に、
より豊かな表現のあり方を実践的、体験的手法に基づいて構築してきた
表現の可能性へのアプローチ法です。
「音」と「動き」による表現は、単に音楽教育面ばかりでなく、
感性の触発や誘発、あるいは認知、発見による広義の表現領域へ及ぶもので、
音楽に限らず、舞踊、演劇、アート、体育などパフォーマンスや表現芸術全体、
さらには社会生活上のコミュニケーションにおいて必要とされるものを目指すものです。
身体の中にある精神や感覚、感情を揺り動かし、自分を取り巻く外界のあらゆるものに
素直に反応できる柔軟な精神作用の活性化を「音」と「動き」の創造や体験と通して促すものです。
リズム・ムービングは音楽を教えるものでもなく、また習うものでもなく、自ら認知、体験し自らの内面で醸成することにより、感性と創造性を高める作用を目指しています。
日本教材学会 論文 『音と動きによる感性の触発「リズム・ムービング」感性の育成のためのアプローチ』より